一生に一度の結婚写真

私たち夫婦は、結婚して約半年になりました。金銭的な理由や、仕事でなかなか時間がとれないため、結婚式は行いませんでした。晴れ姿を両親にまだ見せることができていないため、結婚写真として残すことに決めました。つい先日、フォトウェディングのプランのある写真スタジオへ見学へ行ってきました。予算もある程度抑えたかったこともあり、不安もありましたがとても丁寧に説明してくださいました。プランの説明のほかにも、実際にウェディングドレスやカラードレスを見せてもらうことが出来、いっそうイメージが膨らみました。通常の挙式を撮影してもらうのとは違い、ポーズや持ち込む小物も自由なようで、今からとてもわくわくしています。もともと結婚式にもウェディングドレスにもそれほど執着心がなかったので、これまで育ててくれた両親のためにもと思い決めた結婚写真ですが、実際に純白のドレスを見てしまうと着てみたいと一度は着てみたいと思ってしまった自分が不思議でもあります。

見学後、正式に撮影の日程を決めて帰ってから両親に電話で連絡をしたところ、まだ撮影前だというのにとても喜んでくれました。そして、主人に続き両親も、一生に一度のことなのだから「着たい」と思ったものを着なさいと言ってくれました。結婚写真を撮るにあたり、写真の中で両親への感謝の気持ちを表せないかと考えるようになりました。小物を持ち込むことが可能であるため、主人と話し合い、2歳の誕生日に父に買ってもらったうさぎのぬいぐるみと一緒に撮影することに決めました。私の結婚が決まったとき、2歳の誕生日以来ずっと大切にしてきたこのぬいぐるみに白いワンピースを作ってくれました。私用のウェディングドレスを作ることはできないけれど、その代わりにということでした。ぬいぐるみサイズの小さなワンピースを受け取ったとき、「結婚するんだな、両親とは離れて暮らしていくんだな」ということを実感することになりました。たくさんわがままも言ったし、たくさん心配もかけてきました。けれど、私が決めた相手だからと笑顔で送り出してくれて、「娘をお願いします」と頭を下げてくれました。何度「ありがとう」と言っても今までの恩は返しきれませんが、両親の望んだ晴れ姿を結婚写真という形で見せられることはとてもうれしく思います。

撮影の日は自分らしく、笑顔で今の自分を表現します。これから長い二人の人生を両親のように仲良く過ごしていきます。